古川奈穂さん、レース中に鞭を入れただけで肩を亜脱臼していた

まずは今回の勝利、おめでとうございます。
古川奈騎手が馬を勝たせたというより、バスラットレオンが古川奈騎手に勝ち方を教えたという方が正しい表現ですが、勝つことは、馬にとっても新人騎手にとっても最良の薬になるので、結果的には最高のものになったと思います。
直線半ばまで、追い出しを我慢できる度胸と冷静さがあるのが、古川奈騎手の長所で、馬自身も軽い扶助操作(ゴーサイン)で瞬時にトップスピードに切り替えられるセンスと高い能力を持っていますね！
残り100m辺りで、やや騎手のバランスが崩れたのは、左肩鞭を入れた際に、古川奈騎手の左肩が外れた(亜脱臼した)ためだと思われます。
実際、向正面で池添騎手が止め際に併走してくれ、係員を呼んで口取りしてもらい、左肩を回して、外れた左肩を嵌め直している映像が映っていました。
古川奈騎手は肩の怪我で留年しているはずなので、脱臼癖が治っていないとなると、今後への不安が解消されていません。
現にデビュー戦以降、左手の逆手で肩より上方に腕を振り上げて鞭を振り下ろす使い方をほぼ行っていないのは、左肩を気にしている証拠だと思います。
しっかりケアして(トレーニングで肩周囲の筋肉を鍛え上げて)、脱臼癖を克服して欲しいです。